診療科のご案内

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受付時間

午前8:30~午前11:00

休診日土、日、祝日

年末年始(12月29日~1月3日)、
日本赤十字社設立記念日(5月1日)

面会時間

通常 午後2:00午後8:00

冬季 午後3:00午後7:00

冬季(12/10~3/31)期間中は、感染対策のため面会時間を通常よりも短くさせて頂きます。
ご了承ください。
面会時間は厳守をお願いします。

呼吸器科

概要

 当院は2005年4月より長崎県立成人病センター多良見病院が日本赤十字社に移譲となり、日本赤十字社長崎原爆諌早病院に改名されました。
呼吸器疾患全般にわたり、診療を行っており、結核病棟を持っている数少ない一般病院です。また、日本呼吸器学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設、日本睡眠学会専門医療機関(全国105施設のみ)、日本感染症学会研修認定施設でもあります。
毎週月曜日の呼吸器カンファランスは検査科、放射線科、薬局を交えて行っています。さらに、近隣の地方自治体病院、医師会などと協力し呼吸器疾患の啓蒙活動(毎月1回長崎県央胸部疾患懇話会)も行っています。
また、長崎県央呼吸器セミナー、長崎県央呼吸器疾患研究会、長崎県央呼吸ケア研究会、長崎県央がん免疫療法研究会などの事務局も担当しています。

診療内容

 病床は、一般内科102床、結核病棟20床の計122床と人間ドック8床で合計130床です。
  2022年度の延べ外来患者は27,456人でした。外来に通院中の呼吸器患者数は、月1,122人です。延べ入院患者数27,187人で呼吸器の延べ入院患者は16,334人(60.1%)で、平均44.8人の呼吸器患者が入院しています。入院待ちはほとんどありません。

気管支喘息

 気管支喘息には、ピークフローメーターによる自己管理を指導し、気管支喘息患者を対象に『喘息教室』を年4回(3ヶ月毎)行っています。2002年9月に喘息患者会『あじさい会』が発足しています。
2009年8月より呼吸抵抗測定装置Most-1、2012年2月より呼気NOも導入して気管支喘息の診断を施行しています。

肺癌

 肺癌の早期発見のため、2001年6月より人間ドックで肺癌CT検診を開始して行っています。2022年12月末まで延べ6,211人受診され、現在、肺がんの発見は15例で、そのうち手術を受けたのは肺がん14例です。肺癌の治療では、QOLも重要視して行っています。
また、2019年より外来化学療法室も設置しております。

石綿関連疾患

石綿、塵肺の定期検診も行なっています。

呼吸不全

 呼吸不全患者で在宅酸素療法を施行しているのは月平均約50人(2022年)であり、主に呼吸不全専門外来(火曜午後)で行っています。呼吸不全患者を対象にして、『呼吸器教室』を月2回(第2、第3火)開催しています。呼吸不全(在宅酸素療法)の患者会も2003年2月に『のぞみ会』が発足し継続しています。また、人工呼吸器は7台あり、呼吸不全の受け入れは可能です。
在宅での非侵襲的陽圧呼吸療法(NIPPV)も1998年より導入しています。在宅NIPPV3例、ASV3例です(2023年3月現在)。HOT患者の約5割は肺気腫患者で、肺気腫の原因の90%以上は喫煙です。CT検査による肺気腫の早期発見を約10年以上前より行なっています。
2009年4月より肺気腫自動解析ソフト“LungVisionⓇ”を用いて目に見える肺気腫の説明も行っています。さらに禁煙指導として『禁煙外来』も積極的に行っており、2006年7月より敷地内禁煙となり、健康保険認可の『禁煙外来』を行っています。禁煙率は約70%です。現在、治療薬の販売中止のため、休診中です。

結核

  結核病棟(陰圧20床)があり、結核の新しい免疫学的診断法クオンテフェロンTB(QFT)検査も2005年8月より院内検査をしております。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

 近年、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者が増加しており、2002年4月より睡眠時ポリソムノグラフィ(PSG)を導入し、2005年11月よりPSG検査機器を追加して1日2件、月に約30件のPSG検査をしています。
2018年3月よりコードレスPSGを導入し、夜間検査時のトイレ・体動が自由で好評です。
2006年6月日本睡眠学会認定施設(全国で112施設のみ)を取得し、中等症以上のSASは、外来で経鼻的持続陽圧呼吸(CPAP)治療も555名(2022年3月末)行っています。2018年8月よりCPAP遠隔モニタリングを導入し、現在約70%施行しています。

気管支鏡検査

 呼吸器内視鏡学会関連認定施設であり、気管支鏡検査の指導も行っている。気管支鏡検査は週2回で、肺癌、びまん性肺疾患(間質性肺炎、サルコイドーシス、びまん性汎細気管支炎など)、各種の感染症などに対して経気管支肺生検、擦過細胞診、気管支肺胞洗浄などの気管支鏡検査を年間80件(2022年度)施行しました。

医療設備

  • X線検査(単純、MSCT)
  • 電子気管支鏡(3)
  • 軟性気管支鏡(1)
  • 超音波検査(3)
  • 肺機能検査(2)
  • 呼吸抵抗測定装置(1)
  • パルスオキシメーター(10)
  • 簡易型睡眠時無呼吸モニター(3)
  • 睡眠時ポリグラフィ(2)
  • レスピレーター(3)など。

※()内は所有数。

外来診療

専門外来は月~金の午前中(再来は予約制、新患は常時受付)
呼吸不全外来は火曜午後