認定看護師・
特定行為に係る看護師

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<認定・特定看護師会>

日本赤十字社長崎原爆諫早病院に所属する認定看護師、特定行為研修修了者(以後特定看護師とします)および看護部長、看護副部長をメンバーとする会です。
認定看護師、特定看護師が、それぞれの学んだ分野における専門性を活かし、院内や地域の医療・看護に貢献できるよう研修会の企画や情報発信を行っています。

<主な活動>

  • 院内研修会の企画・運営
  • 地域の医療スタッフとの交流会の開催
  • 一般市民向けの公開講座の企画・運営

呼吸器疾患看護認定看護師 吉田 光浩

呼吸器疾患認定看護師とは、呼吸障害のある人とその家族に対して、病状の悪化や重症化の予防、症状の緩和をはかり、 QOL(生活の質)を高めるための支援を実践していきます。

<主な活動内容>

  • 呼吸障害で入院となった患者さんへの訪問や退院に向けた支援の検討
  • 在宅酸素療法導入となる患者さんへの支援(機器の選択やその後の各種支援)
  • 病棟や外来、医療スタッフからの相談への対応
  • 人工呼吸療器装着中の評価を行い、設定の変更やウィーニングに向けた調整
  • 動脈からの採血と検査データからの酸素療法調整/人工呼吸器の設定変更支援
  • 気管カニューレの交換と気管切開部の観察及び評価

ひとこと

呼吸の障害による影響は、身体に変化を起こすのみでなく日頃の生活に影響することも少なくありません。
患者さんに起きている症状の緩和や日常生活への影響を少しでも軽減できるよう、学んだ知識を活用して支援に努めます。呼吸に関するご相談があれば、いつでもお声掛けください。

緩和ケア認定看護師 山口 麻紀

緩和ケアとは、がんと診断された時から行う、身体や気持ちのつらさを和らげるケアです。

<主な活動内容>

  • 医療者、患者さんやご家族からの相談に対応
  • 人生の最終段階における医療・ケアの意思決定支援
    (アドバンス・ケア・プランニング:人生会議のお手伝い)
  • 院内/院外研修講師

ひとこと

患者さんやご家族が希望する医療やケアを受けるために大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかを一緒に考え、その人らしく過ごしていけるよう寄り添い支えていきたいと思います。

感染管理認定看護師 小川 麻子

感染管理とは、医療に携わるさまざまな人々を医療関連感染から守ることを目的として組織で取り組む活動です。感染管理認定看護師はICT(感染対策チーム)の中心となり他職種と連携しながら感染対策を実践します。

<主な活動内容>

  • サーベイランス、院内ラウンド(環境、抗菌薬)、感染症発生時の対応、感染管理に関する研修の企画運営など

ひとこと

4月から感染制御対策室の専従勤務になりました。感染に関わることで気になることや疑問に思うことなどありましたら、いつでもご連絡ください。みなさんが安心して地域や病院で過ごせるように活動します。よろしくお願いいたします。

2025年に向けて、さらなる在宅医療等の推進を図っていくためには、個別に熟練した看護師のみでは足りず、医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により、一定の診療の補助(例えば脱水時の点滴(脱水の程度の判断と輸液による補正)など)を行う看護師を養成し、確保していく必要があります。このため、その行為を特定し、手順書によりそれを実施する場合の研修制度を創設し、その内容を標準化することにより、今後の在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成していくことが、本制度創設の目的です。(厚生労働省HPより)看護師の特定行為は21区分、38行為があります。

特定行為に係る看護師 松村 圭一郎 (4区分修了)

<特定行為区分>

  • 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 血糖コントロールに係る薬剤投与関連

ひとこと

2021年2月に特定行為に係る研修を修了し、インスリンの量の調整や輸液の調整、人工呼吸器の設定変更などを医師に指導してもらいながら経験しました。これまでとは違い医療行為を行うことがありますので、医師と協力し、安全で正確な特定行為の実施をしていきたいと考えます。

呼吸器看護外来

<概要>

在宅酸素療中の患者様とご家族に対して、専門的な知識を有する看護師が自宅での様子を確認し、必要に応じて情報提供を行って参ります。

<担当者>

吉田光浩(呼吸器疾患看護認定看護師)

<実施日>

  • 呼吸不全外来(毎週火曜日13時からの受診予定の方)で受診中の患者さま:呼吸不全外来が行われる前後に行います。
  • 呼吸不全外来以外で受診中の方:事前にお電話をください。または、外来受診時、外来または主治医へご相談ください。

<主な支援内容>

  • 自宅での生活の様子を確認し、自己管理に向けた支援を行います。

・在宅酸素機器の管理に向けた支援。
・息切れの管理についての説明 など