放射線科部

放射線科部

放射線科部は、診療に必要な放射線画像等を提供するための検査を行っています。また、安心して検査が受けられるように装置や機器の日常点検や管理を行っています。

MRI検査

 2023年12月にCANON製”Vantage Gracian”を新規導入しました。
最新のA I(ディープランニング)技術を搭載し、短時間かつ高画質検査を実現しました。また、患者さんにやさしい検査環境で、様々な診断ニーズに対応する最新のMRIシステムです。
 MRI とは「Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像法)」の略で、強い磁石と電波をつかって身体のさまざまな断面を撮像する、放射線被ばくのない検査です。軟部組織や神経の描出に優れており、造影剤を使わずに脳などの血管を描出することもできます。
 また、体の動きに弱いという短所もありますので、患者さんの協力が非常に大切となります。
 体内に医療機器(ペースメーカー、除細動器、神経刺激装置、人工内耳等)を埋め込んでいる方は検査を受けることができません。
 また、身に着けている金属(補聴器・ヘアピン・ネックレス・時計・かつら・入れ歯等)は、はずしていただきます。ニトロダームなどの貼り薬や、リブレセンサーなどの持続血糖測定器具もはずしていただきます。

CT検査

2014年11月に東芝アクイリオンプライム80列に機種が更新し、高速化と低線量化を実現しました。
冠動脈(心臓)CT撮影や大腸CT検査も行っています。
人間ドックの肺がんCT検診では、低線量で肺がんCT検診認定技師が撮影を行い、放射線科医師、呼吸器科専門医による二重読影を行っています。
また、CT画像をもとに解析し、メタボリックシンドローム発見につながる内臓脂肪面積測定の「FatScan」や肺気腫検査の「LungVision」も行っています。

一般撮影

2019年7月に最新のフラットパネルディテクタシステムの撮影装置を導入し、これまでより低被曝で高画質なX線写真を提供できるようになりました。

マンモグラフィ撮影検査

2019年6月に新しいマンモグラフィ装置に更新し、従来のマンモグラフィ装置に比べて受診者によりやさしく、快適に検査を受けていただくことができるようになりました。この装置は、より痛みの少ない検査を目指して、新構造の圧迫板を使用しています。(乳房を押さえる板が、柔らかくしなることにより乳房全体を圧迫し、痛みを分散することが可能になりました。)

ご案内

当院では、人間ドックにてマンモグラフィを受け付けております。また、乳がんの諫早市民検診を実施しております。
諫早市では、40歳以上の方はマンモグラフィ検査と乳房エコー(超音波)検査を毎年交互に受けることが可能です。
予約・お問い合わせは午後1時以降にお願い致します。
また、女性技師を希望される場合は予約の際にお伝えください。

骨密度測定検査

骨密度測定では、骨に含まれるカルシウム量を測定します。カルシウム量は、年齢とともに減少し、骨はだんだん弱くなってきます。骨密度測定は、DXA法で行っています。
骨密度測定は骨粗鬆症の診断の一つとなっていて、特に閉経後の女性の方は、骨粗鬆症が進みやすくなると言われていますので、定期的に測定し、ご自身の骨の状態を把握しておくことも大切です。


(2021年8月に新しい装置に更新しました。)

透視撮影

フラットパネルディテクタ(FPD)を搭載したX-TV撮影装置を導入しています。
X線透視像をモニター上にリアルタイムの動画像として見ることができ、透視像を見ながら検査や治療を行います。FPD 搭載の透視装置は被ばく線量が少なく、高画質映像を得ることができます。
主な検査には胃X線検査があります。胃X線検査とは、透視撮影室にてバリウム(造影剤)を口から飲んでもらいながら、食道から胃、小腸の状態や通り具合を観察する検査です。当院では、専門の資格試験を修得した者が在籍していますので、安心して検査を受けることができます。
他にも、ペースメーカー植え込みや気管支鏡検査なども行っています。